犬の社会化の継続
こんにちは。
7/15に京都市西大路で犬の保育園「mum dog(マムドッグ)」をオープンします、スタッフの中尾です。
前回に引き続き、犬の「社会化」についてお話させて頂きます。
犬にも思春期があります。
子犬は、社会化期が過ぎた4ヶ月頃から好奇心より警戒心や恐怖心の方がだんだん強くなり、いろいろな状況に慣れるのも難しくなってきます。
また、5ヶ月頃から性成熟前の若年期に入り、犬種や個体差はありますが今までできていた事が急にできなくなったり、行動にも変化が表れます。
人間でいう思春期です。
この頃になると、周りの環境に興味を持ち始め、活動したい、行動したいといった欲求が増えてきます。
草の臭いを嗅ぎたい、動く物を追いかけたい、犬に向かっていこうとする、興奮する、見知らぬものに対して不安を感じる等の行動が見られるようになる一方、飼い主さんへの注目度が減ってきます。
社会化された子犬は落ち着いた大人の犬に育ちます。
「今まで、ちゃんとできていたのにどうして?」
イライラして叱ってしまうのは逆効果です。
子犬にとって一番大事なことは、飼い主さんとの信頼関係です。
大人になる前の過程に伴って出る行動ですので、社会化期に社会化された犬は時期が過ぎれば落ち着いた大人の犬になります。
この時期は、犬に何かをさせるのではなく欲求を満たしてあげることや、どうしたら社会の中で適応して行動できるようになるかを考えてあげて下さい。
オススメポイント
- 十分な活動(身体を使う、嗅覚を使う、視覚を使う)を心がける
- かまいすぎない、飼い主さんとの距離感に注意する
- 社会化を継続してやる
- 上手なやり方でおすわりやふせを教えながら行動の抑制の練習を教える